なぜ深呼吸は気持ちを落ち着かせるのか?体の仕組みを解説
緊張したときや不安なとき、「深呼吸をしよう」とアドバイスされることがあります。なぜ、ゆっくり呼吸をするだけで、気持ちが落ち着いていくのでしょうか。
呼吸は、自分の意思でコントロールできる数少ない体の機能
心拍数や体温など、体の多くの機能は自分の意思で直接コントロールすることができません。しかし呼吸は、意識的に速さや深さを変えることができる、数少ない自律神経に関わる機能です。ゆっくりとした深い呼吸を意識的に行うことで、興奮状態にある自律神経の働きに、直接働きかけることができるのです。
ゆっくりした呼吸が「リラックスモード」を引き出す
自律神経のバランスに働きかける
緊張しているときは、体を興奮させる自律神経の働きが優位になっています。ゆっくりと長く息を吐く深呼吸を行うと、これとは反対の、体をリラックスさせる自律神経の働きが優位になりやすいことが知られています。深呼吸によって、この2つの自律神経のバランスを、落ち着いた状態に近づけることができるのです。
呼吸に意識を向けること自体にも効果がある
深呼吸をしている間、意識は自然と呼吸そのものに向かいます。この「呼吸に集中する時間」を持つこと自体が、不安な考えから意識をそらし、気持ちを落ち着かせる助けになっているとも考えられています。
まとめ
深呼吸が気持ちを落ち着かせるのは、意識的にコントロールできる呼吸を通じて、体をリラックスさせる自律神経の働きを引き出せるためです。緊張したときに数回、ゆっくりと深呼吸をするだけでも、体と心の両方に落ち着きを取り戻す効果が期待できます。
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