なぜ怒ると我を忘れてしまうのか?脳の仕組みを解説
怒りに任せて言ってしまった言葉を、後から「言い過ぎた」と後悔した経験は誰にでもあるはずです。なぜ怒りを感じると、私たちは冷静さを失ってしまうのでしょうか。
怒りは「とっさの防衛反応」として発動する
怒りという感情は、脅威や不当な扱いを感じたときに、瞬時に体を臨戦態勢にする、本能的な防衛反応だと考えられています。この反応は、じっくり考える前に体が先に反応するように作られているため、理性的な判断をつかさどる脳の働きが、一時的に追いつかなくなってしまうのです。
冷静な判断をする脳の働きが後回しになる
感情の脳が先に反応してしまう
脳の中には、感情に素早く反応する部分と、状況をじっくり分析して理性的な判断をする部分があります。強い怒りを感じたとき、感情に反応する部分が先に強く働きすぎることで、理性的な判断をする部分の働きが一時的に抑えられてしまい、「我を忘れる」状態が起こりやすくなると考えられています。
時間を置くことで冷静さは戻ってくる
怒りによる強い反応は、時間の経過とともにやわらいでいきます。「怒りを感じたら、まず6秒待つ」といったアドバイスがよく紹介されるのは、この時間の経過によって、感情の反応が落ち着き、理性的な判断力が戻ってくるためだとされています。
まとめ
怒ると我を忘れてしまうのは、感情に素早く反応する脳の働きが優先され、理性的な判断をする働きが一時的に抑えられてしまうためです。強い怒りを感じたときこそ、少し時間を置いてから行動する習慣が、後悔を減らす助けになります。
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