著者: StudyOrange編集部 | 公開日: 2026年7月18日 | 読了時間: 約5分

なぜ海は青いのか?光の仕組みからわかりやすく解説

プールの水はほとんど透明なのに、海になるとどうしてあんなに青く見えるのでしょうか。実は「海が青い」のは、海水に色がついているからではありません。光の性質と水の関係を知ると、その仕組みがすっきり理解できます。

水そのものにも、わずかに青い性質がある

太陽の光は、赤・オレンジ・黄・緑・青・紫など、いろいろな色の光が混ざってできています。この光が水の中に入ると、赤に近い色の光ほど水に吸収されやすく、青に近い色の光ほど吸収されにくいという性質があります。コップ一杯の水では吸収される量がわずかなので違いに気づきませんが、海のように水の量が多いと、赤い光がどんどん吸収されて消えていき、吸収されにくい青い光だけが残って私たちの目に届きます。

空の色が「映り込む」のも一因

晴れた日ほど海が青く見える理由

海面は鏡のように空の色を反射する性質も持っています。晴れた日は空が青いため、その青が海面にも映り込み、水自体の青さと合わさって、より鮮やかな青に見えるのです。逆に曇りの日は空がグレーなので、海の色もどんよりとした灰色っぽく見えます。「今日は海が綺麗に見えるな」と感じる日は、たいてい空も晴れているはずです。

場所によって海の色が違うのはなぜか

南の島の海が透き通るようなエメラルドグリーンに見えることがありますが、これは海底の砂や浅さが関係しています。浅い海では、太陽の光が海底まで届いて反射し、白い砂の照り返しと水の青さが混ざることで、明るい緑がかった色に見えるのです。逆に深い海ほど光は底まで届かず、吸収されにくい青だけが残るため、濃く深い青色に見えます。

プランクトンが多いと緑色に見えることも

海の色を左右するのは光と深さだけではありません。植物プランクトンが多い海域では、プランクトンの持つ緑色の色素が光を吸収・反射するため、海全体が緑がかって見えることがあります。栄養分の多い沿岸部でこの現象がよく見られます。

まとめ

海が青く見えるのは、水が赤い光を吸収しやすく青い光を吸収しにくいという性質と、空の色の映り込みが組み合わさっているからです。同じ海でも天気や深さ、プランクトンの量によって表情が変わるのは、光と水の関係が場所ごとに少しずつ違うためなのです。次に海を見るときは、色の違いにも注目してみてください。

タグ: 自然科学 雑学 なぜシリーズ

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